「クラス C」は1946~1960年の、いわゆる“ポスト・ウォー”(戦後)モデル。この頃になると、クラシックカーの象徴たる独立式フェンダーが消え、一気にモダンなスタイリングとなる。
そして第二次大戦の痛手から立ち直ろうと、欧米各国のメーカーが怒濤のごとく新型スポーツカーやレーシングカーを生み出し始めるのだ。
中でも今回の東京で粒ぞろいなのが、アルファロメオ、マセラティといった老舗から、チシタリアやO.S.C.A.(オスカ)といった小メーカーの傑作が揃うイタリア勢だ。
そのスタイリングは戦時中の鬱憤を晴らすかのように華やかで、喜びに溢れている。特に今回出品されるピニンファリーナ製ボディの『チシタリア』や『アルファロメオ 6C2500』のような戦後すぐのモデルは極めて貴重で、美しい。ちなみに昨年の東京コンクール・デレガンスでは、このクラスに相当する1951年式「マセラティ A6G 2000 クーペ by ビニャーレ」がベスト・オブ・ショウに選ばれている。